この補助金で何ができるか
岡山市が市内の中小企業向けに実施している、DX (デジタル・トランスフォーメーション) 推進事業補助金です。「検証・設計事業」と「導入事業」の2種類があり、本記事では中小企業がまず検討しやすい 「検証・設計事業」 をご案内します。
検証・設計事業は、いきなり大規模なシステム導入をするのではなく、「自社にとってどのDXが効果的か」を専門家と一緒に検証・設計する段階を支援 するものです。コンサルティング費・PoC (試験運用) 費・システム設計の外注費などが対象で、いきなり大きな投資をする前のリスクを抑える使い方ができます。
対象企業
- 岡山市内に事業所がある中小企業
- 中小企業基本法上の中小企業者の規模要件を満たすこと
岡山市内に本社または事業所を構えている会社が対象です。
補助上限・補助率
| 区分 | 補助上限 | 補助率 | |---|---|---| | 検証・設計事業 (本記事) | 250万円 | 1/2 | | 導入事業 (別枠) | 750万円 | 1/3 |
「導入事業」は 前年度に検証・設計事業を実施しているか、相当の「DX推進計画書」を策定していること が前提となるため、まずは検証・設計事業から着手するのが定石です。
対象経費
- 外注費 (コンサル・設計・PoC構築費など)
- 情報システム機器等購入費
- 賃借料・使用料・利用料
- 原材料費 (PoC用)
- 運搬費
対象外: 公租公課・人件費・消耗品・汎用PC・プリンタ・手数料・保険料
外注費が対象に入っているため、外部の専門家を活用したDX計画の策定に向いています。
申請スケジュール
- 公募時期は年度により変動します。岡山市公式サイトで毎年の公募要領をご確認ください。
- 公式: https://www.city.okayama.jp/jigyosha/0000071956.html
DX推進室 おかやまのサポート範囲
- L1: 補助金選定アドバイス (顧問内)
- L2: 書類レビュー・経費区分の検討 (顧問内)
- L3: 申請書類のドラフト作成・申請の一歩直前まで (顧問内、中規模顧問先向け)
- L4: 完全代行 (別途見積)
検証・設計事業はやや書類のハードルが高めのため、ある程度の規模の顧問先 (従業員10名以上) での活用が中心になります。
申請の流れ
- ヒアリング — DXに向けた現状の課題を整理
- 補助金選定 — 検証・設計事業が合うかを確認 (規模感・DX度合いで判定)
- 事業計画書ドラフト作成 — 当方で書類のたたき台を作成
- 顧客確認・修正 — DX推進計画の中身を一緒に磨く
- 申請 — 顧客名義で岡山市の窓口へ提出
- 採択後 — 検証・設計の実施から実績報告までサポート
よくある質問
Q. 「DX」って何をするのが対象ですか? A. 単なるIT機器の導入ではなく、業務プロセスや事業のあり方を変えるためのデジタル活用 が対象です。例: 紙の伝票管理を完全電子化して受発注フロー全体を再設計する、生産現場の稼働データを取得して経営判断に使う、など。
Q. 規模が小さい会社でも使えますか? A. 制度上は岡山市内の中小企業全般が対象ですが、書類の難易度・補助対象額の規模感から、従業員10名以上の中規模以上の会社で効果が出やすい 印象です。小規模事業者の場合は、まず持続化補助金や県デジタル化補助金から検討するのが現実的です。
Q. 導入事業 (上限750万円) はいつ使えますか? A. 検証・設計事業を実施し終えてから、または相当の「DX推進計画書」を策定した上で、翌年度以降に申請するのが基本です。当方で複数年プランの組み立てもご相談に応じます。
Q. 採択は確実ですか? A. いいえ、採択を保証するものではありません。岡山市の審査基準 (DXによる事業効果・実現性・地域への波及) を踏まえた書類作りをサポートします。