第14回のテーマは「自炊すると外食が美味しくなる、という発見」です。最近ハマっている自炊の話と、久しぶりに外食をした時に気づいた 「味の解像度」 の話をします。
最近、ほとんど外食をしなくなった
ここ最近、自炊にハマってしまって、ほぼ外食をしなくなりました。それで久しぶりに外食する機会があったんですが、 一口目で「めっちゃ美味しい」が一気に来る 感覚があって、自分でも驚いたんです。しかも、特別高い店じゃない、普通のチェーン店で、です。
自炊する前の僕の感想は「美味しいなぁ」止まりだった
自炊を始める前は、ほぼ全部の食事を外食・コンビニ弁当・スーパーのお惣菜で済ませていました。ランチは適当に定食屋で、夜はお寿司や焼肉、ラーメンなど、がっつり系。
でも、その頃の自分の感想って 「美味しいなぁ」くらいしか出てこなかった。どんなに評判の良い店に行っても、「悪くないなぁ」止まり。今振り返ると、 料理への解像度がすごく低かった んだと思います。美味しいものを食べているはずなのに、その美味しさを理解できていない、心が動いていない状態。 外食疲れ、というやつですかね。
中華中心メニューを回しているうちに、調味料と味が繋がってきた
そこから自炊を始めるようになって、凝った料理は作りません。野菜炒め、回鍋肉、麻婆豆腐、青椒肉絲、味噌汁 ── 中華中心の、シンプルなメニューを回しています。先日プリンも作ってみました(#011 シュワシュワプリン編 参照)。
これを続けていると、 「この調味料を使ったらこういう味付けになるんだ」 という対応関係が、だんだん見えてくる。料理の基礎みたいなものが繋がってきた感覚があります。
久しぶりの外食、一口目に「めっちゃ美味しい」が一気に来た
そんな自炊生活を続けていて、久しぶりに外食をした時のこと。
一口目で「この料理めっちゃ美味しいな」が一気に来た。チェーン店で、です。これは多分、自分の中で 味の解像度が上がった からだと思います。
プロは調味料のグラム単位までこだわっていて、自分は「ざーっと適当・効率重視」で入れている。そのギャップが、外食を食べた瞬間に 「いつもと違う精度の味」 として一気に押し寄せてくる。ギャップが大きいほど、感動が大きい ── そんな気付きでした。
「平常運転」だった舌が、リセットされて戻ってきた
前の自分は、プロが作った料理の味に 慣れすぎて、それが平常運転になっていた。自炊で基準値が一度下がったことで、外食の味が 「再びごちそうとして立ち上がってきた」 感覚があります。
これって、 頻度を下げてレア度を上げる、という発想に繋がっていて、食事だけじゃなく休日や旅行にも当てはまるな、と思いました。
休日も旅行も、同じ仕組みで価値が下がる
仕事をせず休日ばかりだった時期があるんですが、最初は楽しいんです。でもだんだん 休日の価値そのものが下がってきて、逆に「仕事をしたいな」という感情が芽生えてきた。これは仕事の価値が相対的に上がった結果ですよね。
旅行も同じで、年末年始に 1ヶ月ほど旅行 に行ったことがあるんですが、2週間経つと 「家が一番いい」 という感情に切り替わりました。趣味も好きなことも、 ずっとしすぎず、レア度を保つ程よい頻度 が大事なんだと、しみじみ学びました。
前回 #013 のいちごソフトクリームも、同じ理屈で説明できる
前回 #013 のいちごソフトクリーム が「世界で一番美味しい」と感じたのも、振り返るとこの仕組みで説明できます。
普段甘いものを食べないので 甘味のレア度が上がっていた、加えて自炊でスイーツ作りの大変さを少しは知ったから、 果肉入りソフトクリームの工夫の解像度が上がっていた── この2つが重なって、「世界一」になったんだと思います。
「美味しいものに出会えない」のは、店ではなく生活リズムの問題かもしれない
「最近、美味しいものに出会えないな」と感じている方、 原因は店じゃなくて、自分の生活リズム側にあるのかも しれません。
自炊していない方は、ぜひ 3日でも回してみてください。次の外食の景色が、きっと変わります。自炊を始めてから、あらゆる方面で幸福度が上がった気がしているので、おすすめです。
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